スーッとガラスのように透き通り、時折ビクンと身を震わせる活きたままのイカ。
この新鮮なイカをそのまま味わうのが、唐津市呼子町の名物料理「呼子イカの活き造り」だ。
中でも、4月から10月にかけて水揚げされるケンサキイカは、肉厚で、その甘くやわらかい
味わいにファンも多い。
ところが、これが味わえるのは輸送距離が2~3時間のエリアのみ。
東京などでは輸送に時間がかかり白くなったイカしか手に入らず、「幻のイカ料理」
とまで言われてきた。
その「呼子のイカの活き造り」が、ついに食せるチャンスが訪れた。
それが、産学官連携のプロジェクトによる輸送システムで実現した「呼子ケンサキいか」
このシステムは、玄界灘で育ったケンサキイカを一本ずつ釣り、
手に触れず積み上げ、独自に開発した専用の活魚車で輸送するというもの。
美しく透き通った、旨味たっぷりの「呼子活き造り」を、ぜひ味わってほしい。
手でイカを触れない!
新鮮な「呼子ケンサキいか」を皆様に届けるために、漁の時も釣り上げたイカを傷つけないように手で触れずに針を外しています。専用パッケージを開けるまで触れていないので鮮度はもちろん旨味たっぷりのイカを味わえます。 |
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生け簀がいらない!
トラックで運ばれた「呼子ケンサキいか」は独自に開発された専用パッケージで活きたまま封入され、各店舗まで発送されます。専用パッケージから取り出すだけで、すぐに調理ができるので生け簀がなくても大丈夫です。 |
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生で食べられる!
「呼子ケンサキいか」は他種のイカとは違って、下足などに虫がつきません。目とくちばし以外はすべて生で食べられるのが特長です。他のイカでは味わえない下足の吸盤が口の中で吸い付く食感をぜひ楽しんで下さい。 |
元九州大学准教授 竹田達右さんのお話
『漁船からすぐあげたイカっていうのを見てもらえばそれが一番きれいです。 できるだけその状態が変わらないようにしたい』 『最終的に非常に良いものができあがった、今の技術でできる一番良いものだと思います』 |
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産学官が連携したプロジェクトによる輸送技術の向上により、呼子から新鮮で活きの良いイカを東京までお届けできるようになりました。幻と言われた、あの「呼子ケンサキいか」の活き造りを、皆様の店舗でご提供頂けます。